ごみ屋敷を強制撤去できない理由
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ごみ屋敷を強制撤去できない理由
2016年07月02日(土)6:00 AM
ごみ屋敷は、溜められたごみから発せられる強烈なにおいや衛生的な問題、安全性の問題などから、たびたびトラブルの元となっています。
その問題は新聞・ニュースなどでもたびたび取り上げられていますが、この困ったごみ屋敷を簡単には強制撤去できないいくつか理由があります。
まず、日本では、個人の所有権・財産権が認められているからです。
日本では、個人の所有しているものや、財産を保持する権利が法律できちんと認められています。
この取り決めがあるからこそ、日本に住む人々は自分達の持ち物を勝手に没収されたりする心配も無く安心して暮らすことができます。
しかし、ごみ屋敷のごみが持ち主の敷地内にある限り、これらごみも「個人の所有物・財産」として扱われるため、なかなか外部が介入して強制的に撤去することができないのです。
またごみ屋敷に住んでいる人が「これはごみではない」と訴えれば、たとえ周りから見ればごみと判断できるものでも財産になってしまいます。
このようにごみの定義が難しいからという側面もあります。
さらに、2014年に野党4党が「ごみ屋敷法案」を提出したが、成立には至っていないという問題もあります。
実際にごみ屋敷に悩んでいる方は、一度自治体に相談してみるのが良いでしょう。
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